双亡亭壊すべし 131話のネタバレと考察!雌伏

双亡亭壊すべし 131話のネタバレと考察!

双亡亭壊すべし【第131話】を読んだのでネタバレと感想・考察をまとめてみました。

双亡亭壊すべし 130話のあらすじ

前回のお話をまだ読んでいない方はこちら↓↓↓
双亡亭壊すべし 130話のネタバレと考察!再開の兄妹

双亡亭壊すべし 131話のネタバレ

「私はお前をモデルとして連れてきたのだぞ。
こい。殺すのはその後だ…。」
泥努は紅に言う。
「…………」
紅は黙って泥努を見つめる。

『私がここから逃げられないと信じている…
今は付いていくしかないか…』
『この《双亡亭》のどこにでも現れ、強力な無数の腕供を操る。
その腕からは、あの帰黒さんだって逃げられなかった…。坂巻…泥努!』

『人を引き込み、中で《侵略者》と入れ替わって出てくる…恐ろしい肖像画を描き、
85年以上 昔に この忌まわしい屋敷を建てた本人にもかかわらず、
歳も取らず、ここで完全に思い通りに振る舞う男。』

「お前は…《侵略者》どもの…手先なのか…?」
紅は泥努に尋ねる。

ターン!!

泥努は、勢いよく襖を両手で開ける。

中には、鬼離田三姉妹の長女、しの、黄ノ下 残花の部下らが ズラリと立ち並んでいる。

「?! お前たちは…私が倒したはずの…しの!」
紅が驚き叫ぶ。

「敵に乗っ取られた 鬼離田 菊代(きりた きくよ)!
そして、残花少尉の部下だった憲兵隊!
泥努、やはりこの異類どもに私を殺させるために!!」

「ほほほ、坂巻様、左様な娘をなんの酔狂にてお側に?
なんなら私が跡を残さず殺して差し上げますわよ…」
鬼離田 菊代が笑いながら言う。

「泥努…向こうの「星」から呼び寄せた「子供」が、2人までも倒された…」
しのが言う。
「この上は、我々が直接、凧葉、緑郎、2名の殺害に参りたく…!」
憲兵隊の1人が言う。

「煩いな…」

泥努は冷ややかに振り向きながら言う。

その途端、鬼離田や しの、憲兵隊らがビクククっと恐怖に慄き、激しく身を震わせ始めた。

「私はこれから、この女をモデルに絵を描くのだ。」

泥努は振り返りながら言う。

「その制作の時間を…大事な質量の形相化の作業を、キサマらが乱すのか…」

泥努は急に目を見開き、怒りとも絶望とも恐怖とも言えない顔で頭を抱える。

「邪魔をするな…」

泥努は周りの空気まで怒りで震える様な 憤怒の形相で、しの達を睨む。

「い…いえ…私どもは、そんな…」
鬼離田は慌てふためき、しのは恐怖で目を見開きガダガダ震えている。
「し、失礼いたしましたァッ!!」
憲兵隊は慌てて姿勢を正し、深く頭を下げる。

「悪かった…泥努…」
しの も頭を下げて謝る。
「絵を…描いてくれ…」
頭を下げながらも、恨めしそうに泥努を見る しの。

『敵達が…あんなに怯えて…』
紅が驚く。

「私は…くだらぬキサマらの都合などどうでも良い…全てそっちでやれ…」

泥努は虚ろな目を紅に向けて言う。
「服を脱いでそこに座れ。首を傾げ、目線は…」
キャンバスを見ながら泥努は、こちらを見ている紅に気づく。

「…なんだ?」

「お前は この《双亡亭》で、誰よりもエライのだな…。
全ては お前が生まれつき持っていたと言う、事象を「色」で理解する霊能力のせいか…」

その答えを言わずに泥努は独り言のように呟く。

「…室温が低いか…モデルの肌が泡立っていては見苦しい…」
泥努が指を鳴らすと、突然囲炉裏が側に現れる。
「光の調子がつまらんか…」

紅は腹をくくり、泥努の言われた通り服を脱ぎソファに腰掛ける。

『仕方ない…今はこの男にしたがう…だが、それは時を稼ぐため…』

気息を整え、臍下丹田に向けて、「気」を巡らせ…、
「気」を練り、最大霊力の「爆発」へ溜めていくための…
この男は、なんとしても倒す…!

ドドドドと滝が勢い良く流れている。
その流れの近くで、全裸で半身を水に浸かりながら、短刀を胸の辺りで両手に構え、目を閉じ、精神統一する紅がいる。
紅は師匠である祖母の言葉を脳内で反芻する。

『紅…人に仇なす「異類」は数多…。
魚怪・虫妖・動物霊…器物の変化、生霊・怨霊…。
それらに世俗ん剣は通じん。
人ん体内んに「気」を高めち込めた「撃剣」だけが 斬ることを叶うんじゃ…。
気は体内ん生命ん流れ、呼気んちよっち巡り「気」は練り上げられちゆく…。
「気」を巡らせ大きく大きくさしち、己が剣先までん 行き渡らせる。
あたかも己が指先でん あるかんように、剣先を感じ、練り上げた「気」をそん剣にまとわせ芯に通せ。
そしち それを、一気ん…爆発させる』

紅の周りの水が逆巻き、それが巨大な岩を砕く。

「これぞ《刀巫覡》二雷流短刀術。奥伝…「花の輪」』

『「花の輪」をこの男に叩き込む!
でなければ、私の通常の剣では、コイツには効かない。

「花の輪」を使えるまで紅は気を練り続け、それに気付かれないように話続けなければならない。

紅は泥努に話にかける。
「この《双亡亭》じゃ、なんでもお前の思う通りね…」
「黙れ、モデル…」
泥努は、ひたすら絵を描き続ける

『この男は話す…感情もある…。
この男の子供の頃の体験を、私は見てきた。
何か、この男の心に隙を生じさせる事は…!』

淡々と絵を描く泥努。

唇を噛み、必死で考えている紅。

囲炉裏に掛かっている鉄瓶がシュンシュンと音を立てている。

「ねぇ…泥努…」

「口を塞がれたいのか…」

ジロリと紅を見る泥努。

「お前はきっとなんでも分かっているんでしょうけれど…」

泥努は、シャッシャと絵を描く手を止めない。

「たったひとつ…。お前が間違っているところがあるわ…。
それは、お姉さんの言葉について…」

姉のことと聞いて、ピタと手を止める泥努。

「……それは…、……なんだ…?」

双亡亭壊すべし 131話の感想と考察

泥努と紅の回でした。
紅が気を練り必殺一撃のために、ひたすら耐える回でした。
先号までの青一と真琴と旧友とのスピード感ある戦いとは対照的でしたね。
泥努は、ひたすら絵を描く事に執着していて、宇宙人達が地球を占領し、人類が滅びようとも興味は無いようです。
初めは、絵が売れる事に執着してるような素振りがあった泥努ですが、人類が滅びてもいいなんて考えがよく分からないですね。
自分の絵の良さが分からない人間は、滅びても良いと言うことなんでしょうか?
なんだか勝手な言い分です。
そして姉の事には相当執着があるようで、ようやく絵を描く手を止めました。
次回、姉の言葉とはいったい?
泥努は何を間違っているのか?
紅は時間稼ぎに必死で、何とか話を続けようとしてしますが、言葉を選ばす不躾に泥努の逆鱗に触れるような事を言いそうで、ハラハラしますね…。
次回、泥努の本心が見えてくるのでしょうか?
そして、泥努がやはり《双亡亭》のラスボスなんでしょうか?
次回の「双亡亭壊すべし」も期待です!!

双亡亭壊すべしのネタバレ一覧

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